さぁ、いざ離婚!と思っても子どももいる家庭では特に決めなければならないこと、明確にしておきたいことがたくさんありますよね。
我が家の場合、2人とも激情型と言いますか、なかなか冷静に話し合いというものができないと思い調停を選択しました。
離婚調停とは?
離婚調停とは、家庭裁判所で調停委員を介して夫婦間の話し合いを行い、解決を目指す手続きです。裁判とは異なり「話し合い」をベースにしており、当事者同士が直接顔を合わせなくても調整が可能です。
調停の流れ
離婚を言い出したのは夫なのに私が申し立てすることに。この時に更になんだかなぁって気持ちになりました。
地域の家庭裁判所が近かったので、ある日ふらっと予備知識も書類も何もナシで行ってみました笑。
1Fの受付の方に「離婚したいんですけど〜」と伝えて担当部署に案内してもらいました。
①申立て
必要書類を家庭裁判所に提出します。費用は収入印紙1,200円程度+切手代。
この必要書類を揃えること、切手代に苦戦しました。
まず必要書類。
- 申立書、事情説明書、子供の事情説明書、進行に関する照会回答書
(自分で記入するものですが、相手の照会により見せることもあるそうです) - 夫婦の戸籍謄本(市役所)、年金分割のための情報通知書(日本年金機構)
(この2つは取りに行かねばならず、特に年金機構は予約ができるので予約したほうがスムーズです)
👉 書式や必要書類の一覧は 東京家庭裁判所「家事調停の申立て」 にも掲載されています。
年金分割は離婚した年にもよりますが、相手の合意が必要な場合があります。(「合意分割」と「3号分割」)
どちらの分割にも言えますが、手続きには請求期限があります!(離婚した翌日から2年)
👉 制度の詳細は 日本年金機構「年金分割の手続き」 を確認しておくと安心です。
②期日通知
申立て後、数週間で裁判所から調停期日が通知されます。
この通知のために切手を用意するんです。私の場合、1円切手◯枚、5円切手◯枚と細かい金額の切手を用意するよう言われてコンビニにあるだろうと思ったら何件かはしごしても揃わなくて結局郵便局へ。最初から行けばよかったなぁと思いました。使わなかった分の切手は最後に戻ってきました。
③調停当日
原則として夫婦は別々に待機し、調停委員を通して意見を伝えます。直接言い合いになる心配は少ないです。
私の場合は2回調停しましたが、顔は合わせませんでした。相手が調停員と話してる間は待機部屋で待っていたり、子供のことについて(メンタルケアや国の制度活用の案内など)のVTRを別室で観たりしていました。調停員は優しそうなご年配の男性・女性のおふたりでした。
全体で1時間ほどだったと思います。(私→夫→私→夫→成立せず次回の日程調整という流れ)
④成立/不成立
合意がまとまれば「調停調書」が作成され、法的効力が生じます。不成立の場合は訴訟に進むこともあります。
私の場合、なぜか離婚を言い出した夫が離婚拒否して2回とも不成立。最終的に私が条件を出して(主にお金のことですが)向こうがそれを飲んだため、一応「再構築」という選択に。
『顔を合わせなかった』と言いましたが、最後の最後だけ同席して裁判官の前で法的効力はないものの約束事(生活費など)の確認をして終了となりました。
さいごに
人間いざとなったら自分をよく見せようとする生き物なんだなぁと実感しました。だって私に言ってたことと調停員に言ってたことが180度違うんですもん。
やっぱり何より大事なのは証拠。第三者が見ても明らかなものは必要です。このへん私は本当に甘かった!まさか裁判ではないにしろ裁判所という場所で嘘を付くなんて思いませんでした。
また調停員は「穏便に、再構築にもっていこう」とする流れがありました。夫とどんな話をしたかはわかりませんが、「許すことはできませんか?夫さんも反省しています。寄り添うことはできませんか?」と。
出来ないからココにいるんです!とは思いましたが言いませんでした。「無理です!」とは言いましたが笑。
書類用意して、2回の調停。このときは本当に疲れました。それに加えて日々の家事や子育て、仕事…精神的にも身体的にも疲弊してました。
でも不成立ながら調停をしてよかったと思います。法的効力はないものの約束事を取り付けたおかげか今のところ守ってもらえています。
じゃあこれが反故にされた場合、どうなるのか?次回書いていきたいと思います。
参考リンク
これはCTAサンプルです。
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